塗装の仕上げ【質感編】
2020/10/19
以前、塗装の仕上げ【色編】についてお話ししました。
色が選べるだけじゃなく、クロス(壁紙)のように柄をつけることはできないの?
というご質問を頂くことがあります。
今回はそんな『塗装の質感』についてお話をします。
塗装でつけられる柄について
まず初めにご理解いただきたいのは、水玉模様など規則正しい柄の場合はクロス(壁紙)をおすすめします、ということ。
なぜなら、塗装で表現することは可能ですが一つ一つの模様を手作業でつけていくため100%均一にはならない可能性があるからです。
ですので塗装壁でおすすめしているのは、『柄・模様』というよりは『質感』の部分になります。
もしくは、2年に1回など定期的に壁の雰囲気を変えたい!などのご要望があれば、柄の壁をご希望でも塗装をおすすめします。
それは、クロス(壁紙)だと全て剥がして張りなおす必要があるからです。
塗装であれば上からまた塗りつぶすことが出ます。(これが塗装壁がメンテナンス性に優れていたり、リフォームがしやすい理由!)
質感が生み出す表情は無限大
塗装壁の最大のメリットは、どこにもない壁をオリジナルで作り出せること!
クロス(壁紙)のプリントとはまた違う、手作業だからこそ生み出せる独特の雰囲気が塗装壁の良いところです。
こちらは、磨けば磨くほど ツヤが出てピカピカになる塗料。
高級ホテルのラウンジやエントランスなどでよく使用されているものです。
こちらは、骨材(※1)の入ったメタリックカラーの塗料。
ランダムに刷毛(はけ)塗りすることで、骨材がちりばめられ光が当たった時に陰影が生まれます。
ほとんどフラット(平ら)なのに、凹凸のあるような奥行きの感じられる壁に仕上がります。
ブランドショップなどでも多く使用されているものになります。
(※1)骨材とは塗料の中に入っている砂のような粒状のもの。骨材の大きさも様々で、それによって仕上がりの表情も変わる。
このように、クロス(壁紙)では表現することが出来ないものを作れるのが塗装壁の魅力です。
豊富な色数とメンテナンス性に優れていることも、長年にわたってホテルやブランドショップの内装に使われている理由。(つまり、定期的にデザインチェンジをするような場所に適した施工方法だということ。)
店舗内装はもちろん、お家のリビングなども定期的にデザインチェンジが出来たらと思う方は多いと思います!
そんな方は、ぜひ内装の仕上げに塗装を選んでみてはいかがでしょうか^^